私とお金と筋肉と

100年生き残りブログ

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62~67日目_御来光

シェムリアップへはバスで何事もなく到着。 プノンペンよりも観光地色が強いです。

バスターミナルからホテルへ歩く途中に絡まれたトゥクトゥクドライバーがいい人そうだったので、 翌日1日チャーターをお願いすることに。 そうです、アンコールワットを観に行くのです。

アンコールワットは朝から晩まで行くことができますが、是非とも御来光を拝みたいと思っていたのでその旨伝えると、朝5時にホテルに来るとのこと。 早えー!!と思いましたが、日本時間では7時なので全然普通。そろそろ時差を戻さねばという思いを胸に、無事起床。アンコールワットへ向かいます。 まだ夜明け前でしたが、現地は観光客でいっぱい!日本人もたくさんいました。

そして待つこと約1時間半。。。 多少曇ってはいましたが、無事に御来光を望むことができました。

有名なやつ P_20160108_070704

アンコールワットの内部① P_20160108_072115

内部② P_20160108_073059

内部③ P_20160108_073221


ひとしきり眺め終えた後は他の遺跡観光へ。 アンコール遺跡はアンコールワットだけでなく、周辺にたくさんの遺跡が点在しています。 そのため、徒歩での移動はとてもではないが無理なので、皆ツアーに申し込んだりトゥクトゥクをチャーターしているのです。 遺跡は開放感があってトゥクトゥクでの移動がとても気持ちよかったです。

こちらはアンコールトムさん P_20160108_084234

トムさんの上から P_20160108_092708

自然の驚異 P_20160108_112204

お猿さんもたくさん P_20160108_090204

有名な大木に飲み込めれている遺跡も見学。 なんかもう規模が大きすぎて意味不明です。 一つ一つの遺跡自体もとても広いので、かなり歩き回りました。 有名どころをいくつか見学してホテルへ帰還。その後は一日中寝ておりました。


翌日はタイ国境にほど近い、カンボジアの秘境、プレアビヒア寺院を目指します。 ここはシェムリアップからだと交通の便がとても悪く、ネットで調べてもいまいち詳細な行き方が見つかりませんでした。 また、ツアーだと2万円以上するため、それはちょっと予算オーバー。 そのため、とりあえず近くまで行ってみることに。行き当たりばったりで行くことにしました。

調べてみると、スラエムという町が最寄りのようなので、まずはそこまでのバスを確保することに。 しかし、スラエム行はあったものの、他の街に寄ったりするためなんと片道9~10時間とのこと。 とてもそんなに乗ってられんと旅行代理店の方に話していると、であればプレアビヒア市行きのミニバンがあるとのこと。 私が行きたいプレアビヒア寺院プレアビヒア市。同じ地域に存在しているのですが、距離が80km程離れていて、そこを拠点にした移動だと結構苦労するという話をネットで目にしました。。 しかし、とりあえず近くに行けばどうにかなると考え、プレアビヒア市行きのチケットを購入。

移動日当日。時間通りにホテルへピックアップのトゥクトゥクが来ました。 いい感じ、と思っていたのですが、同乗していた日本人によると、予定時間より1時間以上遅れて来たとのこと。 一抹の不安を覚えながらも集合場所へ。 集合場所はたくさんの旅人であふれかえっていました。

溢れかえる人々 P_20160109_075235

いろんな行先の人がいるのかなと思っていたのですが、どうやら皆さん同じ方面を目指しているよう。 ようやく時間になり、係員の号令とともに皆一斉にミニバンへ乗り込みます。 私もチケットを見せてどのミニバンに乗ればいいか指示を仰ぎます。 しかし、係員によって言っていることが全然違い、どれに乗ればいいか全くわかりません。 しまいには、無理矢理荷物を乗せられたミニバンを別のミニバンに乗せられそうになったり、乗客が一杯だから次の時間を待てと言われたり、意味不明でした。 さすがに強い口調でプレアビヒアに行きたいんだ!乗せろ!と連呼していると、やっと理解してくれたようで、どうにか乗ることができました。 しかし、乗客は皆バックパックのような大荷物を持っており、更に乗車人数も限界ぎりぎりのため、正に足の踏み場もないほどの、快適とは程遠い車内でした。 結局、予定時刻から30分以上オーバーしての出発。タトゥー入れまくりの欧米人がキレてました。

車は悪路をひたすら進みます。 舗装されていない道路も多く、地面が凸凹のためすぐにケツの感覚がなくなりました。 こんな中でも寝ることのできる人々が本当にうらやましいです。 そうこうしている間に約3時間強でプレアビヒア市に到着。他の乗客たちはこれからあと5時間近くも乗っている必要があるので、降りていく私にとても羨ましそうなまなざしを向けていました。 乗車時間はわずかでしたが、間違いなくこの旅でワーストな乗り物でした。

問題のミニバンくん P_20160109_103217


プレアビヒア市に到着し、とりあえず旅行代理店のおっちゃんに捕まります。 スラエムに行きたい!プレアビヒア寺院に行きたい!と連呼していると、スラエムに行って泊まるより、ここを拠点にした方がシェムリアップに帰るの楽だよ!とのこと。 確かにネットで見る限りスラエムは小さな町のようなので、その方がいいと判断。 うまく乗せられたような気もしますが、プレアビヒア寺院まで車で往復してくれるとのことなので、おっちゃんの話に乗ることにしました。

車は先ほどのミニバンが夢だったかのような快適な乗り心地で、北海道のように周りを荒野で囲まれている一本道を100kmオーバーで進みます。 牛、犬、荒野という景色がひたすら続きます。 牛さんや犬さんは人間に慣れているのかナメているのか道路でリラックスしていて、その度に退くまでクラクションを鳴らしまくります。 そして、道路わきに集団で闊歩してたりもするのですが、その内の牛さん1頭に、なんと接触事故を起こしました。 おびえる牛さん集団を横目にドライバーは、ワーオ!という一言を残し、そのまま過ぎ去っていきました。 牛さんが大事に至っていないことを願うばかりです。

約2時間程でプレアビヒア寺院へようやく到着。 そこからバイクの後ろに乗り頂上を目指します。 頂上までの道はとても急で、何度もバイクから落ちそうになりました。 そして、シェムリアップを出発してから約7時間、ついにプレアビヒア寺院に到着しました。

プレアビヒア寺院はタイとの国境沿いの山頂にある寺院です。 以前はタイとの間で国境争いの紛争が頻発していたそうですが、2013年に国際司法裁判所カンボジアに所有権を認める判決を下し、正式にカンボジアのものとなりました。 ちなみに世界遺産にも登録されております。

まずは山頂に築かれた遺跡に圧倒されます。 この時代でも山頂まで行くのに相当苦労しているのですから、当時どれほどの労力によって建設されたのか、想像を絶します。 遺跡はさながらラピュタのようでした。

遺跡その① P_20160109_144251

遺跡その② P_20160109_144802

遺跡その③ P_20160109_145430

ラピュタっぽい自然の驚異 P_20160109_144946


そして、ここのメインとも言えるのが山頂からの絶景です。 私が行った日は、あいにくの曇りで遠くの方はあまり良く見えませんでしたが、それでも十分来るに値する絶景でした。 こちらの山頂から見える景色はカンボジアではなく隣国タイの領土です。 タイはこの旅のある意味出発点でもあるので、とうとう戻ってきたことに達成感を感じるとともに、多少の感動を覚えました。 これまでいろいろあったなあ、などと感慨深く感じながらプレアビヒアの街に戻り1泊、そして翌日にはシェムリアップへ戻って来ました。

絶景① P_20160109_150155

絶景② P_20160109_151634

絶景③ P_20160109_152656

絶景④ P_20160109_153510


翌日はいよいよタイのバンコクへ戻ります。 というか、これを書いている時点で実はもう戻っています。 最後まで気を抜かないように楽しみたいです。